公民の授業で、中学生たちに、
「私企業の目的は利潤をあげること」
と教えます。
そのこと自体は、私たちに保障された権利であり、
個人の財産を守ること、幸福を追求していくことは当然のこと。
これまで何度もここで言ってきたことなので、
「またか」と思われるかもしれませんが、
mini98がママゴトみたいな自営業をやっていた時、
ちょうどhirotaiさんとタイダイの寒稽古に参加しようと車を走らせていると、
お客様からお仕事の電話がmini98にかかってきました。
「はい、大丈夫です。ありがとうございます!」と返答するmini98を見て、
その電話を切った後一言。
「mini98さん、今の『ありがとう』は教員時代には多分言えなかった言葉ですよね」
私は、その言葉が本当に嬉しかったし、その通りだなと思ったのを覚えています。
教員に復帰した今も、その時の気持ちは忘れないようにしているつもりです。
人を相手にする仕事というのは(考えて見れば仕事というのは全てそうかもしれませんが)
お金のやり取りの前に「人間同士の信頼関係」がまず成立しているかどうかが必要。
食料が不足していて、みんなが困っている時に、
「5000円の弁当」を売るような真似はしたくない。
コロナ禍の中で経済活動が停滞している、という。
こんな時だからこそ、「信頼」が商売の大事なキーワードになるのではないかと。
人と人との付き合いということで言えば、
稽古も同じ。
「5000円弁当」のような稽古にならないようにしなければ。
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