2020年08月31日

リーダーシップ

高3の小論文指導をしています。


ある大学の過去問の中に、「リーダーシップ」についての文章を読んで、
その要約を書き、その内容を踏まえてリーダーシップについてのあなたの考えを述べなさい。
というものがあった。


外資系の企業や海外の大学では、その採用試験や入試で、
個人個人に「リーダーシップ」が求められるのであるが、
日本では、逆に「船頭多くして船山に登る」の諺にあるように、
チームの中のリーダは一人、あるいは少数の方が、トラブルが少なくて良いと
考えている節がある。


しかし、実はチーム内に複数のリーダーがいる方が、圧倒的に生産性は高くなる。
「船頭多くして・・・」の例えの「船頭」は本当の意味での「リーダー」ではない。


リーダーとは、常に「チームにとって一番いい結果」になるように行動する人であり、
自分の意見に反対する意見が出ても、それがチームのためになると思えば、
すぐさま舵を切って、常によりいい方向に向いていくように考える人のことをいうからである。


そんな人間が、チーム内に複数いることがマイナスに働くわけがない・・・。




・・・てな話だったと思います。






これは、自分自身の「身体の中身」にも言えることで。
どこか一か所に頼ってしまえば、周りの筋肉はその命令に従ってしか動けない。
(したがって結果的に『遅れて』しまう)

自分の身体の隅々までが、自分の身体の一番いい方向に向いていくように、
「リーダーシップ」を持って動いてくれれば、相手に遅れるわけはない。



身体のどの部分も、受け身でない「指示待ち」ではない。
それぞれのパーツが、自分の身体の最適解を求めて動いてくれる。
そういう状態が理想だなあ。






小論文指導しながら、
そんなことを考えてしまった(笑)
(もちろんちゃんと指導しますよ)









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2020年08月30日

もののあわれ

剣道によって、(国家)経綸の原理を教え、
日本民族の形成充実を期する。
そして、その理想とする人間像は、
『もののあわれを感じ、風流で、優雅さがあり、思いやりのある日本民族』
である。
(馬場武雄氏提唱の「剣道指導の目的」)



「咲き誇る花はやがて散り、虫の声は途絶え、やがて寒い冬に向かっていく。
しかし、土の中では小さな木や草の根が、あるいは芽が春に備えてしっかりと根づいている。
こういった自然界の変化に鋭く感応する感性、つまり鋭く細やかな感受性を育てていく。
そして、この感受性に訴えながら指導していくことが教育の原点であり、
『もののあわれ』を感じさせる第一歩となるであろう」
(日本特集『我が師が提唱した「剣道指導の目的」を解く』馬場武典氏)



マスクをつけて歩いていると、
暑くてたまらない。
人通りのない道や、一人の車の中でマスクを外し呼吸をすると、
「普通に呼吸をする」ことのありがたさというか・・・
生きている実感、と言うと少し大袈裟ですが、そんなことを感じますね。


空気感というか、
匂いというか、
直接触れ合う感覚というか。



大事だなあと思います。



こんな状況だからこそかえって、
「もののあわれ」を感じられるのではないか。



不謹慎かもしれませんが、
そんなことを思うのです。



まだまだ日中は暑い日が続いていますが、
スズムシの声も聞こえてくるようになりました。






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2020年08月29日

先々の先

本日、授業の後、「受験生保護者説明会」
本来は、担当の教員だけで行う予定でしたが、
予想外にたくさんの来校者だったために、mini98もお手伝いすることになり。



学校説明の後、
施設見学のご案内。



「mini98さん、〇〇時に集合してくださいね」
と係の先生から言われていたが、年寄りはその1時間前には指定の場所に行ってしまう(笑)
そこで、その係の先生と打ち合わせをして、教室を増やし、うって替えで案内した方がいいんではないかと話し合う。
「それはそうですね!ではそれでいきましょう!」と快諾していただき、
施設見学の会場を変更し、準備する。



準備万端で説明会がスタートして、
いよいよ保護者を施設見学に案内する時間になりそうだなという時間に、
遅れてのこのこやってきたもう一人急遽手伝いを依頼されたらしい若手の教員から、
「mini98さん、ちょっといいっすか」と別室に呼び出され、

「あのー、急遽施設説明の会場が数カ所になったらしいんで、mini98さんと打ち合わせが必要だと僕思うんですけど、
普通教室の案内って、2教室あって、うって替えで案内したらと思うんですけど、先生どっちがいいっすか?」


その2教室を数時間前に準備したのは俺だよと心の中で思いつつ、


そうじゃね、先生よく思いついたね!じゃあ私はこっちから行かせてもらうよ。
と、大人な対応。


「あ、わかりました。じゃあ、お願いしまーっす」(満足げ)




・・・ここは、相手を充分に遣って、
「手のひらゴロゴロ孫悟空作戦」でいくしかない。

(この場でストレス発散させていただきます。
本当は、これも書かない方が「大人の対応」なのですが(笑))



おかげで、みんないい気分で説明会を終了することができた。
施設見学の、最後解散の間際に受験生保護者の方々にmini98から一言。


中一から高3まで(本校では、中学は漢数字、高校はアラビア数字で表記して区別しています)
一貫してお嬢様をお預かりするわけですが、本当に「同じ人間ではないんじゃないか」ぐらいに、
変化が激しい年代にお付き合いできることは、教員として幸せなことなんです。
そこは、公立にない私学の利点だと思っています。
保護者の方々とともに有意義な時間を過ごしたいと思っていますので、
ぜひご検討ください。


・・・とお伝えしました。



もちろん、感染症対策もとりながらのことで、
来校いただいた方々には、ご不便をおかけしたわけですが、
心を込めて対応させていただきました。



新たな出会いにつながればいいなと。





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2020年08月28日

知る者は言わず

「mini98君、理屈じゃあないんだって」
(プレジデント範士)



極意は、言葉では説明できない。
説明しようと思っても、どうあがいてもできない。



高知の範士が、
ある先生に「君、最近良くなったよ」と言われて、
何か褒められるのかと思って話の続きを聞いてみると、


「最近、しゃべらなくなった」


と言われた話を聞いたことがある。




「言う者は知らず、知る者は言わず」
(老子)





その、言葉にならない部分こそが、
最も学ばなければいけないことなのだ。





師は指し示されるのみ。
得るのは自分。







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2020年08月27日

対シックスティーン

「動いている中で自分を失わないようになれば、これは本物だ。
ところが、相手が動いていると、何処が本当やらわからないんだよね。
だから剣道は難しい。
みんな「当てっこ」になっちゃう。やっているうちに「対立」になってしまう。
あの中で対立にならないものを見つけたら本物だ。
ボヤボヤしていれば相手は打ってくるんだから、非常に難しい。
だから「形」と「稽古」を合わせてやっていくんだね。
そうすれば、ややこの本物に入る」
(小川忠太郎範士)





高校1年生で、
5月6月休校があって、中学生と高校生の「切り替え」もしっかりできずに、
夏休みも一週間だけで、疲れ、イライラが溜まって、
今日も暑いし、何だかだるいし、
7時間も授業あるし、終礼のあと、掃除して、
少しくらい友だちと話し込んで、クラブに遅れてもいいよね。
私だけ先に行っても、気まずいし・・・ま、いっか。




その気持ち、ものすごーく理解できるし、
ここまでよく頑張ったなと思うのですが、
・・・いつもならもうそろそろ稽古を切り上げようかと思う時間に、そろって「先生、これから稽古始めまーす」
と職員室に連絡にきた生徒に対して、「今日は少し話がある」と切り出して稽古スタート。



相手は常に動く、
思い通りにはならない。
(思い通りにしようと思うことがまず間違い)
対立してはいけないなと思いつつも、
つい言ってしまう。
まだまだ我慢が足りない。
もっと他にいい方法はなかったか。



それを常に考える。
生徒を前に、話しながら考える。
それはまさに「瞬間善処」なのですが、



「善処」だったかどうかは・・・



ここの答えは、すぐには出てこないこともわかっている。



でも、「貫く」ことって難しいなと思うのです。








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2020年08月26日

「攻め」のイメージ

「攻め」のイメージ。
福島 長谷川先生の考え。


大きな三角形をイメージ。


まず、自分自身の湧泉から仙骨を通り、耳を結ぶ線を「辺A」とする。辺Aは湧泉から伸びていくイメージ。
耳から目、そして相手の目を通過し向こうに突き抜ける線。これを「辺B」とする。
仙骨から丹田、へそ、自分の竹刀を通して、相手の喉を貫き、相手の後方で辺Aに接する。これを「辺C」とする。
辺C上は、テニスボールが相手に向かって転がっていくイメージ。
つまり自分が相手よりも高い位置にいるというイメージで立ち向かう。



辺A B Cでできる「大きな刃物」で相手を貫くイメージ。



mini98は、これがプレジデント範士の言われる、
「フルスロットルでサイドブレーキを引いた状態」なのだと感じました。



初めてのハチダン審査が不合格となり、
その日に書いた反省文に、なぜか、この長谷川先生の「攻めのイメージ」を図入りで書きとめていた。



その一週間後にプレジデント範士に稽古をお願いした後、
「う〜ん、確かに面は打っているが、『ああ、ソツのない面だね』という感じ。
相手を突き破るような勢いのある面になっていない。まずはそこを極めていくことが大事ではないか?」



ずーっと相手に対しての「攻め」は続いているわけで、
なんていうんですかね、膨らみ続ける風船状態なわけで。
「相手の隙を見つけて」というよりは、
穴が開けば間髪入れずに爆発するわけで。
「穴が空いた」と「爆発した」の間に差はないわけで。
その爆発の勢いを抜けた後にも抜かずにいることで、
「突き破るような面」になるのではないかと。




しかし、相手を最大限に尊重しながら、
自分の剣を貫いていくということは、簡単ではない。
自分だけが正しいと思っていては、
自分にその意図はなくとも、相手に対して大変失礼な剣道になってしまう。
相手を攻める剣は、自分に向けられる剣でもあるのだ。




大きく天に向かって手を広げて、
自然の全てを受け入れることで成長する。




今朝、スパイス先生から頂いたコメントこそが、
大事なことなんだなと。









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2020年08月25日

剣道に学ぶ

剣道に学ぶ        サトウハチロー

面 胴 小手
道具をつける
シャンと身体が ひきしまる
ぐんと 身体が はりきる

一礼して竹刀をにぎる
ピーンとしたものが
髪の毛の先から
足の指の爪にまで伝わっていく

「リャッ リャッ」
言葉にならないかけ声
声のかたまりといっしょに
相手に向かって突進する

もう何もない
他に何もない
雑念はない
あるのは透き通ったキモチだけだ

稽古を終えてまた一礼する
礼に始まり礼に終わる
いい言葉だ すきな言葉だ
この言葉が胸からさわやかに立ち上る

壁を見る 窓を見る 空を見る
この日の稽古ぶりに満足したのか
壁も窓も空も
微笑みでうなづく

すっきりとした頭がある
さっぱりとした心がある
ひとつのことに集中したおかげだ
ここで竹刀にありがとうをくりかえす

汗をすいこんだジバンをぬぐ
ジバンのぬい糸に
母の言葉が にじみ出ている
−やりはじめたら やりぬきなさいー

大きくうなづき ひろげた掌(てのひら)に
たこがならんでいる 竹刀だこだ
竹刀だこには月日がある
苦しさをのりこえた よろこびがある

掌を静かに静かに
いくたびもなぜて つぶやくつぶやく
これを更に光輝あるものに育てたい
悔いなき少年の日のしるしとしたい





この詩を知ったのは、
タイダイ寒稽古にhirotaiさんのお誘いで参加した際、
作Pが毎日模造紙に書かれる「雄叫び」をゲットしたhirotaiさんが、

そこに書かれた文章「皆さんお元気ですか?今夜は学外向けの(皆々様)発信をいたします」をみるや否や
「これはmini98さんが持っているべき!」
と、譲ってくださったわけですが、そこにその詩の一部が紹介されていたのがきっかけです。


IMG_0320.jpeg


今も大事にとってあります。


「若者よ。

人と人、人と自然。

皆でうれしく生きような!

サク」




寒稽古に対する、
作Pの「思い」や「感性」を感じ、
なんとも言えない感覚でした。




スパイス先生からの素敵なプレゼントで、
その気持ちをあらためて感じることができました。




ありがとうございます。







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2020年08月24日

ミトリケイコ

第16回全日本選抜剣道八段優勝大会 三回戦




ミトリケイコ




宮崎先生、恩田先生の勝負はもちろん、
審判の先生方も含めて。
お二人の先生方の「剣道」のぶつかり合い。

それを上回るような気力が感じられる審判の先生方。




「決勝」




「うっ」と詰まったところで迷わない。
選手としても、審判としても。



側から見ると「スラスラ」と剣が振れ、旗が上がる。(ように見える)



そこが極意。









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2020年08月23日

将棋と剣道

将棋の勝利の瞬間



「負けました」
敗者の方からそう申し出るまで、
勝負は続く。



そして、負けた方も、勝った方も、
お互いに頭を下げて勝負が終わる。




剣道も、攻め合いというのは将棋の勝負に似たところがあるのではないかと思うのです。



お互い先を読みながら、
一歩一歩詰めていく。




ギリギリまで考え抜いて、
何くそと反発しながら、
それでも相手が一歩上だなと感じた時、



自分から、



「負けました」



と言える勝負がしたいですね。






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2020年08月22日

与えられた時間

「心で闘う120秒」



剣道人なら一度は見たことのある「動画」を、
今あえて。



mini98、このたびのハチダン審査は、
受審いたしません。






思うところがあって。






「秘伝は秘す。いくら愛弟子にでも隠そうとする。弟子の方では教えてもらうことは諦めて、
なんとか師匠のもてるものを盗み取ろうと考える。ここが昔の教育の狙いである。
学ぼうとしているものに、惜しげなく教えるのが決して賢明でないことを知っていたのである。
免許皆伝は、ごく少数の限られた人にしかなされない。

師匠の教えようとしないものを奪い取ろうと心がけた門人は、
いつの間にか、自分で新しい知識、情報を習得する力を持つようになっている。
いつしかグライダーを卒業して、飛行機人間になって免許皆伝を受ける」
(『思考の生理学』外山滋比古)



「秘伝は秘す。いくら愛弟子にも隠そうとする」
という表現は、これだけ情報が飛び交っている現在の剣道においてはちょっと違うと思います。


師は、精一杯の表現で自分が得られた動画や文章では伝わらない「秘伝」を伝えようとされている。
しかし、一方で、「なんとか師匠の持てるものを盗み取ろうと考える」という弟子の姿勢がなければ、
伝えることは難しいとも考えられている。




あらためて動画を拝見して、
不合格だった宮本先生、合格された石田先生とも、
その「姿勢」が感じられるわけです。





自分に足りないものは何か。





それを考える時間を与えられたのだと
思っています。







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2020年08月21日

神楽の思い出

「神楽甲子園」



彼らが稽古している「武道場」が完成し、そのこけら落としの式典に招かれたのは、
何を隠そう、卒業生である憲ちゃん先輩とmini98であります!


日本剣道形を式典内で披露させていただきました。


かつて、パンチMZ先生に貴重なご指導を賜った(最大限の表現)「各技場」はその場所になく、
それは私にとってはとても寂しい事でした。
新しい「武道場」は、剣道部の備品はちょろっとで(笑)
現在「神楽部」の練習場になっていますと、先生から説明を受けて、
さらに寂しい。


その時、「mini98!もっと盛り上げなあかんで!」と憲ちゃん先輩に言われ、

「俺、(ここの)顧問じゃねえし」と思ったことは秘密です(笑)



でもですね、
県大会のプログラムでは常に母校の存在を探し、
ずっと陰ながら応援していましたよ。
でも、剣道部の活動は相変わらず下火な様子。



なんで「武道場」で「神楽部」なんだよ!と、
はっきり言って神楽部敵視していましたが(笑)
今回、この動画で
その気持ちは氷解しました。



「文化を後世に伝える」



神楽でも剣道でもいい。この気持ちが本当に嬉しい。
後輩たち頑張れという気持ちになりました。




実は、



今年度の本校「芸術鑑賞」の行事は、
ソームブチョーとして、「安芸高田市神楽団」を招致することを企画していましたが、
今年度感染症の影響で、1年延期を神楽団にお願いしていました。



来年度こそ。
それが「文化の継承」につながることや、
mini98自身の郷土の後輩たちのためになるんだと知りました。




神楽。




小さい頃、
唯一「夜更かし」してもいい機会でした。
墓参りを終えて、親戚の大人たちがほろ酔いの時刻に、
笛の音が聞こえてきて、そろそろ行くかと家族でお宮に参って、
早朝まできらびやかな舞を、うつらうつらしながら見るのが、
「夏の思い出」でした。




頑張れ、
後輩!






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2020年08月20日

それぞれの「最善」

日本剣道形


それぞれの「最善」の形。











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2020年08月19日

最善をつくす。

「達人の技」


共通するところはどこか?
なんて、昨日は思わせぶりな書き方をしてしまいまいましたが。



思うのは、


「何が『最善』かはわからないけれども、答えはひとつではない」


という事です。
二人の範士先生は、相手を前にして、
まさに「さあこい!」の心持ちで、
自分自身をさらけ出しておられます。


そして、その時の、
その相手に対しての、
考えられるべき「最善」の結果が、
二人の範士先生の『技』であるという事。



目の前の問題に対して、
逃げない。
侮らない、みくびらない。
そして、その時考えられる『最善』をつくす。



これが剣道。






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2020年08月18日

達人の技

プレジデント範士達人の技




作P達人の技





さて共通するところはどこか。



じっくりと考えてみたい。








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2020年08月17日

理屈じゃないのよ身体は!

「稽古かさなれば、はやよくせんとおもふ事そそとのきて、
何事をなすとも、おもはずして無心無念に成りて、
木でつくりたる動幸の坊が曲するごとくに成りたる位也」
(『兵法家伝書』柳生宗矩)



稽古を重ねると、なんとかうまく動こうという意思が消えて、
何事をなすときも無心無念となり、まるで操り人形が踊っているようになる。
(内田樹氏訳)



崇菱会10周年の稽古会が広島で開催されたとき、
「模擬審査」が行われて、mini98、イシ先生、ポートピア先輩と立ち会いました。


そこでのお話。
たぶん、そのときの映像は残っていると思うのですが、
イシ先生に対する面。自分で「面に行こう」とか、そんな意識さえない。
導かれるように、スローモーションのように完全に相手の面が見えたと思った時には、
もう打ち抜けていた。


その後のイシ先生との立ち合いや、ポートピア先生(この後の8段審査で一次合格されていました!)との
立ち合いも「意識」してしまって・・・全然動けない。


「最初は「オッ」と思ったけど、その気持ちが続かんね」
とその後の講評でプレジデント範士には見抜かれていたわけですが。




数は少ないですが、
こういう経験がある。
(マニアの皆さんもあるのではないかとお察しします)





「うまく動こう」と思っているうちはうまく動けない。
でも、「うまく動こう」と思って努力しなければうまく動けない。




木偶のように、愚者のように。
木鶏のように。




意思を持たない
(という意思を持つ)





理屈じゃないんよ!
(byプレジデント範士)







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2020年08月16日

見切る感性

ドラマ半沢直樹。



今日は道場で素振りしてましたね。
形は真っ直ぐで、非常に綺麗でしたが、少し固かったですね。
打ち切るときにですねえ、こう、手首を・・・・・やめときましょう(笑)





さて、東京中央銀行に戻った半沢が任されたのが、
「帝国航空の建て直し」なのですが、彼は数週間この会社を調べて、
会社に自力再建する力があると断言します。



半沢がそう言い切った「根拠」はなにか。



それは、
社員の、他社の者に対する「挨拶」が徹底されていることでした。
それぞれの社員が、自分の仕事、会社に「誇り」を持っているからこそ、
「挨拶」が自然にできるという彼独特の視点によるものです。



もちろん、
それだけでそう言い切れるのかという突っ込みどころは満載なのですが、
それでも、半沢の「相手を見切る感覚」というか「感性」がわかる台詞だったと思います。



本当に相手が考えていることは何か。
これまでの「半沢直樹」のお話の中には、半沢の思い通りにはうまくいかない、
まんまと騙される場面もたくさんあったわけですが、
だからこそ、その経験が今回の判断につながったとすれば、



剣士として、見習うべき部分は大きいかなと。



「まったく・・・最近の生徒は挨拶をしないね」
自分の学校の生徒たちを、そう評価している教員(実は私)がいるとしたら、
その竹刀の先は、自分自身に突きつけられているのだということを
自覚しなければいけません。




「誇りを持て」と言われて持てるものではない。
「誇りを持っているか」と聞かれて持ってますと気楽に答えられるものではない。



半沢の言うように、
その組織の人間の「心ばえ」に「それ」は垣間見えるものなのですね。





明日から子どもたちがやってきます!





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2020年08月15日

グライダーと飛行機

「グライダーと飛行機は遠くから見ると、似ている。
空を飛ぶのも同じで、グライダーが音もなく優雅に滑空しているさまは、
飛行機よりもむしろ美しいくらいだ。ただ、悲しいかな、自力で飛ぶことができない。
(中略)
学校はグライダー人間の訓練所である。飛行機人間はつくらない。グライダーの練習に、
エンジンのついた飛行機などが混じっていては迷惑する。危険だ。
学校ではひっぱられるままに、どこへでもついていく従順さが尊重される。
勝手に飛び上がったりするのは規律違反。たちまちチェックされる。
やがてそれぞれにグライダーらしくなって卒業する。
(中略)
指導者がいて、目標がはっきりしているところではグライダー能力が高く評価されるけれども、
新しい文化の創造には飛行機能力が不可欠である。」
(『思考の整理学』外山滋比古)





これまでも紹介したことのある本ですが・・・



剣道に当てはめて考えるとしたら、
「グライダー能力」必要ですね。大事だと思います。

「音もなく滑空するさまは、飛行機よりもむしろ美しい・・・」
最高ですね、言われてみたいですね(笑)


飛行機(師)、グライダー(弟子)として考えた時、
グライダーが飛行機目指して努力することになります。

ということは、飛行機(師)はかつてのグライダーであったはずで、
その「技」と「剣心」を伝えるために、それこそグライダーは血の滲むような努力をされてきたわけで。
そうすると、どこかでグライダーが飛行機に変わる瞬間があり、
その繰り返しで現在までずっとそれが続いていることになります。



飛行機になろうとするグライダーは、
いつか飛行機になり、また、数多のグライダーたちの目標となる。



グライダーであることに満足せず、
飛行機を目指し続ける。その姿勢こそが、




「飛行機」となる。





今日は「終戦」記念日。


こんなことを考えることができることを、
幸せに感じながら。





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2020年08月14日

それぞれの「トラック」

・・・走っているうちに「自分だけの特別なトラック」が目の前に現れてくる。新しいトラックに
コースを切り替えて走る続ける。さらにあるレベルに達すると、また別のトラックが現れてくる。
また切り替える。
 そのつどのトラックは、それぞれ長さも感触も違う。
そもそも「どこに向かうか」が違う。はっと気がづくと、誰もいない場所を一人で走っている。
もう同一のトラックを並走している競争の相手はどこにもいない。
修行というのはそういうものです。
(『修行論』内田樹)






修行には「段階」があって、
それぞれの「トラック」を走り終えた人にしか、そのことは語れない。



「剣道修行」というものは、
これこれの稽古をしたから、必ずこれこれの結果が得られるよ、というものではない。



この勉強をしたら、この検定に受かってこの資格が得られる・・・というべきマニュアルは存在しないのです。



あらためて、プレジデント範士からの「言葉」を数年分見かえしていますが、
この微妙な「言葉遣い」と言いますか(笑)
数々の「トラック」を走り終えられているからこそのその段階段階での言葉だなあと。



それを「感じられる自分」でないと。



そこを必死で追いかけている・・・そんな状態。




短いながらも、
有意義な「盆休暇」(にしないとね)






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2020年08月13日

成仏するということ

別に先祖に感謝しなくても良いと言っているわけではない。
まして、この時期にこんなことを言うべきではないのかも。


しかしあえて言えば、
仏教は徹底的に「生きる」ということを問題にしているものだと思う。


例えば「成仏」という言葉。
私たちは、死者の眠る墓に向かって「成仏してね」とか言っているが、
本来「成仏」とは、「人間が人間になること」「人間完成(成就)」のことを言っている。


道元のいう「仏道をならふといふは、自己をならふなり」なのである。





ホロホロとなく山鳥の声聞けば、
父かぞと思う、母かぞと思う
(行基)


この歌を「山鳥の声が、父や母が自分を呼ぶ声に聞こえるようだと、親への感謝を言っているのだ」
と解釈する人もあるが、この本の中で松原老師は、親鸞の、

「親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏申したることいまださふらはず」
(歎異抄)

という言葉から、過去から今日に至るまで、人間に限らず、すべての生き物が
悉く我が父母兄弟だ。よって、今生の両親に供養を限定してはならない。
自分の父母、他人の父母の区別を超え、あらゆる生あるもの全てが救われるように
念仏するのが仏教である。一切が救われれば、我が親も間違いなく救われる道理だと、
さらに進めて解釈されています。



墓の前で念じることとは、間違いなく「成仏」である。
しかし、それは死者に対してではなく、死者を前にした自分自身の「成仏」への誓いであり、
生きとし生けるもの全てへの感謝であるべきだと思う。




今年のお墓参りは、少し心持ちが違うものになるかもしれません。






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2020年08月12日

さらにいくつもの片隅に

「この世界の片隅に」ロケ地探訪


かつて、片渕監督とお話しする機会があり。
(広島国際映画祭に合わせ、広島に来られた際に本校生徒へ対し、講演をいただいたことがあります)
その時の楽屋でのお話の中に、


「この映画で語りきれなかった部分、しょうがなくカットした部分があって、
実はまだ、この話は私の中で終わっていないんです!」


と、強く語られていました。
今回、その「思い」がカタチになったのですね。

監督は本当に「リアリティ」を追及されていて、
その時代の物価や、文化や、日記や、記録をとことん調べられて、
本校生徒に対しては、セーラー服の歴史を事細かに伝えてくださいました。
昭和の前の大正の女性の服装は現代とほとんど変わらず。
けれど「戦争」の足音が近づいてくるとともに女性の服装も変わっていく。

この「生活の中」にこそ、本当の戦争がある。
その中で、「戦時の生活」を工夫しながら「当たり前」に続けてきた「すずさん」は、
この時代を生きた人そのものです。


「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」予告編


悲しくて悲しくて
とてもやりきれない
このやるせないモヤモヤを
誰かに告げようか


悲しくて悲しくて
とてもやりきれない
この限りない悲しさの
救いはないだろうか


悲しくて悲しくて
とてもやりきれない
この萌えたぎる苦しさは
明日も続くのか






こんな情けない私でも、
それでも日々生きていくしかないのです。







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