2020年07月07日

打たれて覚える

あれはいつだったか。




プレジデント範士に稽古をお願いし、
稽古後、ご挨拶に範士の列に並んで順番を待っていた時。
mini98の前の前の学生さんに対しての範士の言葉。



「稽古というものは、防御の技術を磨くためにやるものではない。
あくまで、攻撃のための技術をみがくものである。
そうでなければ、剣道の奥深さが失われてしまうよ」




・・・みたいなことを言われているのを聞いたことがある。
(もちろん、『攻めるばかりが剣道じゃあないよ』的なことも言われていたことを聞いたこともあります)




立ち聞きなんて、
趣味が悪いのだが。




その時のmini98に対していただけたアドバイスは、
「完全に小手を引き出されて面を打たれた場面があったが、その前に、本当に『乗って』いれば、
あそこで『コテーメン』と出ているはず。相手の出によって、小手を合わせる、五分五分ならば、
相手の小手を引き出して面・・・その場その場での手順というものがある。
そこは『打たれて』覚えるしかないんだよ」




ふむ。




なるほど、
お話を総合するとですね・・・みたいな感じで「反省」してみるのです。





言っていただけるうちが花。




打っても、打たれても、
その瞬間「自分は確かに生きている」と思えるような、
そんな気持ちで相手と向かい合いたい。








人気ブログランキングに参加しています
お願いします!




   








posted by mini98 at 23:44| Comment(0) | 稽古記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月06日

竹刀は「握らない」が極意

先日の崇菱会稽古での、
プレジデント範士の「素振り」指導。
特に竹刀の握りについてのご指導。


親指が下を向くように握る・・・
いや、握るというよりも、親指と人差し指ではさむ感じですかね。




竹刀を「はさむ」感じという感覚は、
初めて聞きましたし、実際範士の言われる通りに竹刀を持ってみると、
手首の動きが確かに楽です。



さて、それを踏まえて。
大先生方の構えの写真を見るのですが・・・
他の先生方の竹刀の握りと少し違う先生が。




IMG_0177.jpg




持田盛二範士です。
範士の構えの写真は、年代ごとに数枚拝見しましたが、
この「竹刀の握り」はほとんど変わりません。



見たら気づきますが・・・これって「握って」ないですよね?
この感じがプレジデント範士の「竹刀をはさむ」感じに近いのでは。


持田範士の動画は現在でもありがたいことに拝見することができますが、
なんとも柔らかい動き、スラスラと技が出る感じの秘訣は、
この「握り」にあったのではと思ってしまいます。



卵を握るように。
小鳥を逃さないように。



様々な表現を聞いたことがありますが、
いいヒントを頂いたように思います。







人気ブログランキングに参加しています
お願いします!




   



posted by mini98 at 21:20| Comment(0) | 稽古記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月05日

理想を伝える

(前略)ルールの変更という話しで言えば、中学生の剣道も、手元を上げる防御姿勢には
すぐさま指導を施すようになったとのことです。
剣道を良くしたい、という指導者的発想によるものでしょうが、
防御態勢の蔓延は、選手たちの意識の中に左手を上げることに対しての「ためらい」がなくなって
しまったことに問題があるように思います。
(桜木哲史教士)



先日の崇菱会稽古で、プレジデント範士がご自分の指導法について、
「思い出話」というか・・・

「自分が本当に「思いつき」で子どもたちにやらせてみた指導法だった。
その時は、どこに遠征に行っても、そんな指導をしている人はいなかったが、
最近の基本稽古を拝見すると、ほとんどのところで、その指導法が行われている。
基本指導の定着というものは、確実に広がっているのだと、感慨深いものがある。」


プレジデント範士は、我々の世代の指導者であると同時に、
教員となり、指導者としても、直接教えを受けてきた世代であります。


そして、現在、
mini98たちが指導してきた生徒たちが指導者となって、共に頑張っている状況。




何が言いたいかというと、




「大事なもの」の伝承がきちんと行われているかということです。




例えば、桜木教師の言われる、
左手を上げることへの「ためらい」みたいなものが・・・
我々に伝わり、そのことをきちんと我々が生徒たちに指導してきたかということ。


だから、(良くも悪くも)現在の生徒たちの現状は、
そのことの「結果」だということです。




「昔は良かった」とか「今は悪い」とか、
切って捨てるような話では前に進みません。場合によっては、
今の攻防は剣道の進化した形なのかもしれないのです。
ただし、戦いの場に身を置くその人が、思い描いた理想の技・戦い方を
実践できているかどうかという点が肝心なように思います。
つまり、追い求めるものが勝敗だけなのか、理想を伴うものであるのか。
その「理想」を伝えるということが、剣道の指導者が負った大事な役割かもしれません。」
(桜木教士)




自分の役割をきちんと果たす。
これしかないのです。






人気ブログランキングに参加しています
お願いします!




   


posted by mini98 at 19:00| Comment(0) | 稽古記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする